［玄清堂］和硯　高島虎斑石・天成硯　硯19.6×11.1×1.5cm　福井永昌堂謹製　栗硯蓋【文房四宝】

<説明>
高島硯は琵琶湖の西岸、高島郡安曇川が産地。玄昌石。やや黄緑がかった青黒色のものが普通で、黄味を帯びた中に濃青黒色の斑点が散在するので「虎斑石」の別名がある。高島石の起源は天正の頃と伝えるが、江戸時代には、蟠竜堂、大雅堂等の硯問屋が手広く商っていたという。現在の虎斑石の鉱脈は明治に入ってから発見された。大正天皇御大典記念に、硯の研究家として有名な山口蕙石子爵から高島石を献上している。「虎斑石」の特徴は「錦しゆく紋」、「金暈」等があり、様々な文様を現わし、鋒鋩も強く、発墨が優れ硬質の為、退乏し難い。本硯は石皮を生かした天成硯で、硯面には金暈、銀線紋が現れ、大変美麗です。磨墨も優れています。栗の銘木硯蓋もうれしい。