［玄清堂］市川塔南　篆書紺紫金泥心経　絹本掛軸　美品　共箱

<説明>

 
市川塔南（1856～1953）
書家。三重 津 生。名は進、塔南は号、別号に箕山。 詩を森槐南、矢土錦山につき、書は古碑、法帖によって研究し、各体よく篆隷は最も得意とした。明治２８年第四回内国勧業博覧会書道展に篆書で自作天長節の詩を書いて一等賞になった。書ばかりではなく篆刻、南画にも秀で、碑の揮毫も数多く、「大賀旭川之碑」は高さ６m、巾２mという大きなもので、その他「加藤嘉吉君碑」「諸戸清太夫君碑」 「小林嘉平翁碑」「御木本幸吉碑」「高橋斉吉氏表徳碑」 「生川正香翁碑」「野呂元丈先生旧里碑」などその他にも 数多くあり、有名なものだけも３００余りあるという事です。また大幟は１２００以上も揮毫したということです。昭和２８年（１９５３）６月３日歿。９８才。表具師 小林辰蔵。美品。共箱 ７９才の作。