［玄清堂］ 和硯　犬養木堂作硯遺愛の硯　黒谿硯　 12.4×8.6×2.4　黒檀箱 【文房四宝】

<説明>
犬養木堂（１８５５～１９３２）は大正１４年 普選通過、革新倶楽部・政友会合同を機に政界を引退。信州冨士見高原を余生の地と定め、白林荘に住した。７４才の時。昭和２年 金融恐慌、張作林爆死事件と時代は激動を極めた。昭和４年 政友会総裁 田中義一が急死するにいたり、後任の総裁を受けざる得ない立場に立たされ、 昭和６年に犬養内閣成立。そして、翌７年５．１５事件の凶弾に倒れた。７８才没。
白林荘に住した日々は唯一、束の間の平安の時。この硯は白林荘時代に近くの小黒川より採石し、自らが作硯した遺愛の硯です。歙州硯に酷似して磨墨に秀れています。